何せ、首都である東京ですらこの先人口減少都市の
仲間入りが確実視されているのだ。
安定した売り上げが見込める有名作家さんや、
著名な漫画家さんの本しか出版されなくなる世の中が
そのうちやってくるのは半ば必然。
これから先、出版社間の競争のみならず、
作家間での競争も熾烈なものになっていく事でしょう。
安定した売り上げが見込める大作家・有名マンガ家さんならまだ
出版社は積極的に二人三脚態勢を組みにかかるでしょう。
では、そうでない作家さんやマンガ家さんはどうなるか?と言われたら、
そりゃもう電子出版への移行か、印税率を下げられる事を承知で
出版社と二人三脚態勢を組んでもらう他に選択肢がありませんね。
僕が考えるに、この先、紙の本が出版される作家さんやマンガ家さんと
そうでない作家さんやマンガ家さんが出て来るでしょう。
○○さんの作品には悪いが、印税の付かない同人か印税率の低い電子出版で
行きましょう!と担当の編集者に言われる日がそのうちやってくる事でしょう。
何せこの世は何もかもが有限。
当然、出版社サイドの印税や原稿料を支払える余裕もジリジリと減っていくのは
火を見るよりも明らか。
そのうち街の本屋さんに並ぶのは安定した売り上げが見込める大作家さんや
売れっ子マンガ家さんの本しかなくなり、
そうでない作家さんやマンガ家さんの本は、
電子出版や同人誌としての頒布が主流になっていくことでしょう。
何にせよ、衰退期というモノがやってくるのは避けられません。
タイムリミットはもうそこまで迫っています。
この先同人作家と商業作家の違いは曖昧になる事は避けられないでしょうね。
ますますもってつまんない世の中になりそうで怖いです。