それは、あまりにも遅すぎた救いの手。

 

それは、あまりにも遅れた上に拙い救いの手。

SSSS.DYNAZENONによって既に解呪・呪いからの解放は成されており、

私にとってエヴァンゲリオンの立ち入る余地はありませんでした。

しかも肝心要の作品の出来が違いすぎると来たもんだ。

確かに、ディテールは流石に劇場版だけあって凝っている。しかし。

記号の羅列でしかない内容空疎なキャラクターの劇に用向きはありません。

両者を較べる事自体おこがましい、

という辺りが少し哀しくなる所だったりします。

エヴァンゲリオンという作品に対して親殺しを成し遂げた、

SSSS.DYNAZENONってアニメ作品に出合えて良かった。

勇気を持つことの困難さと、その尊さを教えてくれたのは

間違いなくSSSS.DYNAZENONの方でした。