(上記の商品は18歳未満の方は購入出来ませんのでご注意、ご了承下さい)
トロッコ問題に対する現実的な解を出すものが、まさか美少女ゲーム界から現れるとは全く思っていませんでした。
全体の生存の為に局所を犠牲にする決断をする。
切り捨てられるのは、ひとりひとりの命そのものです。
それぞれに生活があり、望む未来があり、愛しい人がいる。
一面で言えば悪そのものでしょうね、この決断は。
それでも、全体の為に局所を切り捨てなければならない状況下に置かれたら。
汚名を背負い、業を背負ってでも、指導者としてはやらなければならない。
ミリィルートでは、それが鮮明に描かれました。
重たくのしかかる『指導者としての業』・・・支えとなる人がいなければ、そりゃあやっていけませんよ。
主人公の支えなくしては、まず間違いなくミリィは潰れてしまうでしょうね。
SSSS.DYNAZENONとノラと皇女と野良猫ハートによって
新世紀エヴァンゲリオンとFate/stay nightによってかけられた呪いから
解き放たれて少々時間が経ちましたが、
ここまでの完成度の物語にはそうそう出会えないだろうなぁと思います。
・・・少々胸が痛いですが、これもまた出会いの為せる技なのでしょう。
ここまでの完成度の物語を作ってくれた製作スタッフに、ありがとうと感謝を述べたいです。