もし徴兵制が復活し、
万が一他国と戦争となった時、
軍師的なポジションに居られる人間なんて、
ただのひとりもいやしません。
皆平等に一兵卒扱いされることでしょう。
だからこそ、故水木しげる先生の描かれた従軍記マンガが
リアリティーを増して迫ってくるんですよ。
万一徴兵されなくっても、空襲で焼け出される一般市民が関の山です。
こんな単純明快な事実に何で気付かないんでしょうね?
僕ら一般国民がなれるのは、一兵卒か焼け出される市民が関の山。
もっとも、航続距離的に爆撃機>護衛の戦闘機の順番で航続距離が
決まっていますから、
中国が尖閣諸島に軍事基地でも設営して日本に対して奇襲攻撃してこない限り、
制空権を奪われて爆撃機に市街地を爆撃される、
なんて事はありえないでしょうが。
これは大学生時代にあるサイトに載っていたものの引用ですが、
国家間での戦争が勃発するのには
4つの条件全てにYESが揃わないといけない、というものです。
1.2つの国家間に何らかの問題が発生しているか?
2.その問題の解決に話し合いで失敗したか?
3.その問題の解決による利益の方が開戦した事で被る不利益より大きいか?
4.自国の軍に敵国の軍を打倒出来る力があるか?
以上の4条件全てにYESが付いた時、戦争が勃発します。
1つでもNOが付いた場合、戦争は勃発せず、
両国間の話し合いでの解決に戻ります。
中国首脳だってバカじゃありません。
日本を奇襲攻撃することは、それ即ち在日米軍との交戦開始をも意味します。
今の中国軍に在日米軍を打倒しうる戦力があるかは分かりませんが、
日本との開戦はロシアと北朝鮮を除く地球上の国から
非難の嵐に晒されることでしょう。
アメリカどころか、世界中の国々との貿易だって水の泡。
国益の殆ど全てを失う、史上最悪の信頼失墜行為になりかねません。
信頼というモノは築くのには時間がかかりますが、
失うのは一瞬で事足ります。
そして失った信頼は回復するのにとてつもない時間を必要とします。
そんな大きすぎるリスクを中国が、
ひいては中国の指導者層が冒すでしょうか?
決して冒さないと僕は考えています。