昔々、とある作家さんの書かれたラノベのあとがきにあったと思うのですが、
障害のある身内が命の危機的状況に置かれ、事故に遭い死亡した。
何故そうなる前になぜ周囲の人間が勇気を出して助けてくれなかったのだ?
そうしたら彼女は死なずに済んだのに・・・といった趣旨だったと記憶しています。
確かに一理ある主張だと思います。
しかし、しかしですよ。
世の中の大半の人間は我が身の危険を顧みず咄嗟に身体が動くような、
勇気ある人間ばかりではないのですよ。
万人に、時に自己犠牲さえ厭わない勇気を求めるのは
ある意味残酷な考えだと私は考えます。
そんな勇気ある人間ばかりなら、
世の中は随分マシになるとは思いますが・・・ね・・・。