最近の原付二種(計二輪も含む)は大抵の場合が海外生産品の輸入車。
まぁそれは仕方ないとは思います。
これは時流・時勢というものですね。
しかし搭載されているエンジンが大抵の場合SOHC4バルブなのが気になります。
昔の話ですが、4バルブエンジンなら国内生産で尚且つDOHCが当たり前でした。
今の設計技術ならSOHCでも4バルブを採用したエンジンが設計できて、
しかも東南アジアの現地でも容易に生産が可能になったというのが大きいのでしょう。
しかも仕向け地に合わせた燃調データも最適なモノがいくらでも電送可能だし
現地での生産の段階からチップに焼き込める。
しかも高回転化・高出力が実現できた上に、現地での排ガス規制にも対応可能。
部品点数が少ないのでメンテナンス性も高く、
生産を担当している東南アジア地域でそのまま販売が可能な上に
その地域での酷使にも堪えられる頑強なエンジンに出来る。
・・・といったメリットが大きいのでしょう。
メーカーの事情は公開されていないので詳しくは分かりませんが、
きっとこういった事情が絡んでいるんだろうな、と私は考えています。