待つのは破滅の運命?

これからの時代は企業が人を選ぶのではなく、

雇用される側が企業を選ぶようになっていく。

日本的雇用情勢が崩壊しきった今現在となっては、

企業は働いている人間を、

『いかにして他社に逃がさないように囲い込めるか?』を

重要視しなければならなくなる。

沈む船からネズミが逃げ出すように、人もまた沈む船から逃げ出していく。

優秀な人間ほど、組織に見切りをつける速度は速いモンである。

残っているのは僕のように目的があって敢えて残っているか?

特に理由なく残っているのは、自然、他に行き場所の無い人間だけだ。

上から目線で雇ってやっている、なんて古い考え方は通用しない。

どんな企業だって、従業員が居なければ始まらない。

どんな人間でも辞められたら、おしまいなのだ。

過重労働なんて状態が長続きすれば、会社を見捨てる人間は増加する。

結果的に、現場は回らなくなる。

故に、今働いている従業員への処遇改善は必須になってくる。

さもなくば、待っているのは従業員不足による今現在雇用されている従業員への

過重負担による人的資源の消耗=逃げ出す人間の続出による企業活動の崩壊=

破滅の運命である。

介護だろうが何だろうが、

ブラック企業に生き残る道はなくなりつつある。

労働者の目線を気にしなければならなくなりつつあるのは企業側である。