幻想なんですよ、結局。

バイクを運転している時に気を付けている事に、

「全ての人がルールを遵守するとは限らない」

「いつ誰がルール違反をするかなんて誰にも分からない」

という2つの事があります。

超能力者ならともかく、神の身ならぬ人間。

対向車の運転手が何を考えているか?なんて分かりはしませんし、

案外人は見ているようで見ていません。物事を見ていないのです。

たった10m先に信号と横断歩道があってしかも赤信号なのに、

車両が通行しないであろう、車両が自分に気付いて停止するか

減速するであろうとみたら横着をして平然と信号無視をしたりする、

それが人間という生物なんです。

フェイルセーフにフールプルーフの考えを自分に導入しておかないと、

酷い目に遭うのは半ば必定と言っても過言ではありません。

これに良いも悪いもありません。

人間はおしなべて邪悪な存在だと言うのではありませんが、

多少なりとも他人を疑って然るべきであると言うのが僕の考えです。

ですので未来の事が誰にも分からないのと同じで、

たとえ進行方向が青信号であったとしても、

いつ何が起きてもおかしくはないと考えて運転するように心がけています。

特に子供連れは要注意!と言っても過言じゃありません。

何しろ相手は交通弱者。予測不能な因子を持っていると言い換えても良いでしょう。

こういった場合事故の当事者になるリスクは出来得る限り減らす、

というのが当然必要になってきます。

「人間は横着をしてしまう生物だ」

「福島の原発事故同様に、絶対安心はこの世に存在しない」

という考えを自分に導入して自分を守りましょう。

「皆が皆ルールを守るハズである」という共同幻想から、

いい加減に日本人は解き放たれるべきです。