私も人生の折り返し地点である40歳を過ぎた。
なので少々昔を振り返ってみようと思う。
年寄りの愚痴というか備忘録的なモノではあるが、ご了承下さい。
41年前に遡る。
この世にインターネットも無ければ
スマホも存在していなかった頃に、私はこの世に生を受けた。
物心付いた頃辺りから既に私は周囲の人間と違っていたらしく、
級友達の親たちからは「可愛げのない変わった子」という評価で
周囲の見解は一致していたように思える。
事実、私は非常に可愛げのない子供であった。
関心がある事と言えば非常に多岐に渡ったのではあるが、
当時デビューしたての最新鋭コンピューターゲーム機である
ファミリーコンピューターことファミコンがその筆頭格として挙げられるだろう。
実際問題休日は級友宅に入り浸っては他の娯楽そっちのけで
最新鋭のコンピュータープログラムであるゲームを見て堪能していた。
ウチには恥ずかしながらゲーム機という概念が導入出来たのは
プレイステーション以降だったので、
スーパーファミコンとかの時代は他人がプレイするのを見るだけであったし、
それで私は概ね満足していた。
当時はドット絵ファミコンの8ビットやスーファミの16ビットでさえ最新鋭だったので、ポリゴンなんて今ではありふれたゲーム表現はどこにも存在していなかった。
あってもスーファミ末期に現れたスペースフォックス位なモンである。
なので当然ながらCEROなんて小洒落た組織なんて存在さえしていなかったし、
PCエンジンCD-ROM2に至ってはとある文字列を打ち込めば、
女性キャラの乳首(今やったら炎上不可避だろう)が拝めたのだ。
実際貯水池の排水溝に行けばエッチなマンガが
文字通り雨に濡れて乾いてページが癒着した状態で打ち捨てられていた
時代であったので、性知識の吸収はバカでも出来た。
小学校低学年の時点で「ウンコ・チンコ・マンコ」なんて
下劣な意味の言葉を男女問わず皆が皆臆面もなく使っていたのである。
性について無知だったとはいえ、皆が皆無邪気だったように思える。
歳を取った今となっては正直言って躊躇うであろう、
物言わぬ虫を筆頭とした動物への虐待でさえもが、
我々にとっては数ある娯楽の1つに過ぎなかった。
(以下続く・・・かも)