ヘイトスピーチにせよ、障害者大量殺傷にせよ、
実行に移す人間が過激な思想に染まりがちなのは、
自分に対する自信がないからなんですよね。
だから根拠のない愛国心だとか正義感に憑りつかれてしまうんですよ。
大坂なおみがいくら凄くても、イチローがいかに凄い選手だったとしても、
それは自分たちを含めた日本人が偉くなった訳ではありません。
これらの記録はあくまでも、個人の実績に過ぎません。
こういう優生思想とかに毒される人間は自分に自信が無いから、
いつでもすがるモノを探しています。
すがりつかれる人間は大迷惑でしょうが…。
社会の役に立たない人間は排除していい、
という思想はナチスそのもののカビの生えた考えです。
個人的には、どうして旧世紀に流行った化石同然の思想を信奉するのか
全くもって理解不能です。
こういった手合いの思想に毒されている人間は、決して自分より強いものを
ターゲットとはしません。何故なら負けるのが分かり切っているから。
こういった人間は常に自分より弱い相手を狙います。
何故なら、自分より強い存在に立ち向かう勇気が無いから。
とにかくこの手の人って勇気が無いんですよ。
確たる未来予想図もなく、ただ何となく、
流されるままに生きてきてしまった自分自身の弱さを、小ささを。
認める勇気が無いんですよ。全くといっていい程。
だから、この手の人間は必ずと言っていいほど弱い者いじめに走ります。
それがヘイトスピーチであったり、障害者大量殺傷だったりする訳なんです。
最後に、名言でしめる事にしましょう。
「勇気が無ければ、他のすべての資質は意味をなさない」
―サー・ウィンストン・チャーチル