子供に自己決定を行わせないか、
自己決定をしても結果だけを見て「言わんこっちゃない」と
子供の自己決定の全てを否定して子供を育ててきたくせに、
「自己決定を全く行わないロボットみたいな人間が育ってしまった!」
というのは親兄弟のナンセンスの極みな意見である。
何しろ行動を否定されて育った子供にとって自己決定する事、
結果としての失敗を許容する事は自己決定を否定されるリスキーな行為そのものなのだ。
子供が自我と言うものを持たない、
まるでロボットみたいな人間に育つのもむべなるかなである。
自己決定を否定され続けて育った子供が「場の空気を読んで」それに忖度し、
自己決定を、それに伴う責任を負う事を忌避するようになるのは理の当然。
逆に、学習能力高いじゃん?と言いたくなってしまうのは私の気のせいではあるまい。
「もし過ちを犯す自由がないのならば、自由を持つ価値はない」
マハトマ・ガンジーも言っている通り、
自己決定を行う事と失敗を許容するのはセットである。
自己決定をした結果起きた結果が大人達の想定通り失敗であったとしても、
「言わんこっちゃない」と言うのは禁句である。
自己決定をさせる事と、失敗を受容するのは2つでセット。
親になる、親である人は肝に銘じるべき。努々忘れられぬ事である。