これからの出版界についての雑感。

たぶん、これから先の出版界は紙の本が出る、出せる作家さんと

そうでない作家さんが出て来るんだろうなぁ・・・と思っています。

アマゾンのキンドル等を始めとした電子出版で出版を先行させたり、

電子出版のみでしか商業活動を行わない、

といったマンガ家さんも既にいらっしゃいますし。

森田崇さんの「アバンチュリエ」や小龍さんの「ニートくノ一」みたいな

商業出版の形、というのが今後増えてくるのは仕方のない事でしょう。

当然、印税や原稿料といったマンガ家さんが受け取る報酬の金額は

目減りしていくでしょう、と言うか現在も目減りしているんでしょうね。

週刊少年マンガ雑誌、特にジャンプ系列で連載を持っている

マンガ家さんは安泰と言えばそうですが、

あそこの生存競争は熾烈そのものらしいですしね。

激しい競争から生まれ出る傑作もありますが、

そうでない所からも傑作は生まれ出るもの。

合う出版社の方針とそうでない人が出るのも、

仕方のない事なのかも知れません。

ユーザーの持つ収納スペースは無限じゃありませんし、

紙の本だって塵も積もれば山となるとの諺通りに

一冊一冊は小さくても数が増えれば数が多くなれば負担になりますからね。

斯くして始まるのは出版社の戦国時代。

1か月に出版される本の数は星の数ほどあるでしょうが、

ユーザーの体は1つしかありません。

何を求めるのかは、ユーザー次第でしょうね。

まぁ取り敢えず、私の方針としては

波長が合わなくなったマンガは購読を打ち切ります。