日本人は既存のモノの錬磨・研鑽・改善を絶えず行い、
その道の達人を作り出す事には滅法強いのですが、
大きな変化やイノベーションといったものは苦手なんだよなぁ。
といった日本人という民族に対する感想を
私は名著「失敗の本質」と「超入門・失敗の本質」を読んで
思うようになりました。
例えば私の大好きなビデオゲーム。
週末は専らバーチャロンマスターピースに収録されているバーチャロンフォースの
オンライン対戦に勤しむ事が多いのですが、その道に20年以上邁進している
いわゆる達人的な相手に当たると、ほぼこちらの負けで対戦が終了します。
こういった人をその道の達人、って言うんでしょう。
ただ、バーチャロンは賞金が出るような世界的大会が開かれる訳ではありません。
バーチャロンの大会が開かれるのは
せいぜい首都圏にあるゲーセンのローカルな大会か、
失敗の本質に真摯に学ぶなら今更バーチャロンに血道をあげるなんて事は
有効性を失った指標に執着する愚劣な行為そのものなのは確かでしょう。
まぁそれはビジネスではなく娯楽だからこそ許される事なんです。
生き馬の目を抜くビジネスの現場でコレをやったら悲惨な結果になるのは
火を見るより明らかですね。
まぁ娯楽は娯楽なので、勝ち負けをあんまり気にせず
私はバーチャロンフォースのオンライン対戦を楽しんでいます。