本当に、日本人という民族は錬磨・研鑽・改善を繰り返す事で
その道の達人や天才といった存在を生み出すのには長けているんだなぁ、
と思いました。
じゃあ努力すれば日本人・日本企業は藤井聡太八冠のような
その道の達人・天才的存在になり生存競争に勝ち残る事が出来るのか?
と問われたら、殆どの日本人・日本企業は
そういった存在になれずに選抜の過程で脱落するだろう。
と私は答えるでしょうね。
戦場に新たな指標を持ち込んだアメリカ軍の戦闘機とパイロットに
加速度的に撃ち落されていったように、藤井八冠の通り抜けた道は相当に過酷で、
険しいものなのです。
ビジネスの現場に持ち込むべきは
イノベーションを起こし得る新たな指標(基準)であって、
既存のモノを錬磨・研鑽・改善する事ではありません。
それではいずれ他社に追い付かれ、
次第に優位性は失われてまたぞろ敗北を喫する事になるでしょう。
今こそ日本人と日本企業は失敗の本質を精読して真摯に学び、
日本人の持つ民族的サガ・習性的なモノをよく自覚しておくべきだ。
と私は思っています。